やんちゃんこ2つのブログ

教えて!薬剤師さん!

【13回目】座薬の使い方は?

2024年04月03日

 

 質問:坐薬の使い方は?
1.冷蔵庫で保管しているものは、取り出したら手で少し温めて入れやすくします。
坐薬が入りにくい場合は、先端を少量の水やベビーオイル等で濡らすと入りやすくなります。
便と一緒に出てきてしまうことがあるので、できるだけ排便後に使用しましょう。
2.2分の1量等、切って使うように指示がある時は、包装の上から清潔なカッターやハサミ、包丁等で斜めに切ります。
3.清潔な指でシートから取り出し、坐薬のとがった方(太い方)を肛門にあててしっかり押し込みます。
4.入れたら10秒ほど押さえ、坐薬が出てこないことを確認します。
入れた直後に排便してしまった場合、そのままの形で出ていれば、新しい坐薬を
もう一度入れてしてください。溶けて出てきたら再挿入せず、様子をみましょう。

 坐薬は解熱鎮 痛剤や嘔気止めが処方されます。30分ほどで薬の効果が表れ、機嫌がよくなったら、食事や水分補給をして、安静を保ちましょう。坐薬の使用期限は3年ほどです。小児の場合、成長に伴い薬の量が増えますが、急な発熱の時に電話相談で用量を指示してもらえることもありますので、3年ほどは冷蔵庫で保管しておきましょう。
【参考サイト くすりの適正使用協議会】
(薬剤師 中野洋子)